クランプの種類

クランプの種類
クランプ(clamp)は、材料を作業台に固定する工具です。
「締め具」ともいわれ、作業時に手を使わずに材料を安全確実に押さえられます。
接着剤が乾燥するまで一時的に材料を押えておく事にも使用されます。
クランプには用途に合わせて色々なタイプがあり、構造も様々です。
ウッドクランプ、バネクランプ、C型クランプ、カムクランプ ▲ウッドクランプ、バネクランプ、C型クランプ、カムクランプ

  • C型クランプ
    最も一般的なクランプで、G型クランプ、シャコ万力とも呼ばれます。
    本体は鍛造を基本とし、強度のある鋼製・軽いアルミニウム製、他に安価な鋳造品やプレス製があり、充分な締付力が得られます。
    https://bit.ly/2HCN8ji

  • F型クランプ
    L型クランプ/スライディングクランプとも呼ばれます。
    片側のアゴをスライドさせて早送りが出来るので締め付ける距離を最小限に出来ます。
    締め付けるとネジの付いているアゴの根元と本体シャフトのガタの隙間により傾いてアゴが固定されます。
    開口幅は、120~500mmぐらいまでのサイズがあります。
    https://bit.ly/3q2zK9i

  • バネクランプ
    洗濯ばさみとほぼ同じ構造でスプリングクランプとも呼ばれます。
    早く脱着出来るメリットはありますが、締付力は弱いです。
    https://bit.ly/3lcZVXz

  • クイッククランプ
    引き金状のレバーを握り込むたびに少しずつアゴが移動して締め付けます。
    リリースボタンを押してアゴを自由に動かせるので早送りや取り外しが簡単です。
    上アゴと締め付け本体のスライドバーへの取付方向を反転させる事により、内側から外側に材料を突っ張る使い方が出来るタイプもあります。
    https://bit.ly/39eIfIz

  • コーナークランプ
    額縁や箱の90度の角を確実に固定するために使用するタイプです。
    https://bit.ly/3l508vR

  • ベルトクランプ
    バンドクランプとも呼ばれ、額縁などの枠モノを作るときに使用します。
    ベルトで円形・多角形・異形のどのようなものでも締め付ける事が出来きます。
    主に接着剤が固着するまで固定する場合や釘打ちの仮止めに使います。
    四角い物の固定には、ベルトにコーナー用の部品を取付けます。
    本体のグリップがネジになっており回転させる事によってベルトを締め付けます。
    https://bit.ly/3m4Fiht

  • 三方クランプ
    三方向から締め付けられるので、三種類の材料を締め付ける場合に使用します。
    https://bit.ly/2KEd7Ii

  • ハタガネ
    日本古来の木工締め具で家具や箱作り、ふすまや障子戸作りに使用されます。
    「旗金」とも表記され「締ハタ」とも言われます。
    機構はF型クランプに似ていますが、F型に比べて相当開口幅が広く、フトコロが浅いです。
    使用時には、木材の反りや狂いを防ぐ為、奇数丁を表裏を互い違いに取付ける事が重要です。
    小型から大型まで豊富なサイズがありますが、450mmが一般的です。
    https://bit.ly/2HFlhiw

  • ポニークランプ
    動力源のパイプを別に用意するタイプのクランプ部品です。
    開口幅を自由に設定出来ます。
    https://bit.ly/3l2JYTx

  • 板接ぎクランプ
    大掛かりな板接ぎに便利です。
    横からの締め付けと同時に上からの抑え込む力により材料の反りを防げます。
    https://bit.ly/33gd0Jw

その他、重量物をクレーンで吊り上げる「つり具」や「単管パイプを取付ける金具」もクランプと呼ばれます。

「ガラス用クランプ」は、ガラスを挟んで固定できる商品です。
 小型家具から大型パーティションまで、幅広くご利用いただけます。
「ガラス用クランプ」

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参考文献(wikipedia);
クランプ (工具)
https://bit.ly/3nWkjh6