建築材料や彫刻に使われる大理石
大理石（だいりせき）は、石灰岩が変成作用を受けてできた粗粒の方解石（ほうかいせき）からなる岩石のことです。
古代より建築材料や彫刻の材料として使われています。
「大理石」は石材としての呼称ですが、変成作用を受けていない石灰岩や、蛇紋岩などもそう呼ばれる場合があります。
▲カッラーラ（イタリア）の大理石採石場とホイールローダー。
▲大理石の採石場でのワイヤーソーを用いた分割
石材として「大理石」と呼ばれるものには、岩石学上の大理石（結晶質石灰岩）のほか、模様や色合いの美しい非変成の石灰岩、トラバーチン（層状の縞状構造を持つ化学沈殿結晶質石灰岩）、鍾乳石、ケーブオニックスなどが含まれます。
なかでもイタリア・トスカーナ州のカッラーラで産出される「カラーラ・ビアンコ」、ギリシャのペンテリコで産出される白色大理石「ペンテリコン」、トルコ産の白大理石などが特に有名です。
大理石でできた建造物は多く、たとえば古代ギリシアのパルテノン神殿などの神殿類、ローマのコロッセオ、インドのタージ・マハルなどがよく知られています。
ヨーロッパでは大理石の彫像が、無数につくられ、古代ギリシアでは『ミロのヴィーナス』や『サモトラケのニケ』が有名です。
ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロも大理石から数多くの彫刻を制作しました。
▲パルテノン神殿（ギリシャ[アテネ]）
▲コロッセオ（イタリア[ローマ]）
▲タージ・マハル（インド[アーグラ]）
▲ミロのヴィーナス
▲サモトラケのニケ
その後も、ヨーロッパでは建築物の外装、内装（例えば内壁材、床材、マントルピース[暖炉の飾枠]）、洗面台、等々）、キッチンの調理用天板（小麦粉の生地・パスタやパンの材料となるものをこねる場所や生地を延ばす為の棒）、様々な家具や調度品、彫刻の材料、画家のパレットなどに使われ、またクラフトテーブル、ボタンにも使われてきました。
▲大理石のマントルピース（暖炉の飾り枠）。
調度品を置くのにも使えます。
▲キッチンの調理台。表面がなめらかな大理石製は、小麦粉をこね、練り、 伸ばすのに便利で、後片付けもしやすいのでしばしば採用されます。
▲カラーラ大理石で作られた洗面台
日本でも明治時代以降、洋風建築の建築材料として内装用に、しかも「特に上等な仕上げ材」としてイタリア産大理石がよく使われるようになり、大正・昭和時代以降はデパートや一般企業のビルなどでもさかんに用いられるようになり、一般の住宅でも洋風の住宅では建築材料として用いることも増えています。
近年は価格の安いアジア産のものも使われています。
大理石には、しばしば独特の模様や色ムラがあり、「マーブル模様」と呼ばれています。
日本では福島県、岩手県、茨城県、埼玉県、静岡県、岐阜県、高知県、徳島県、山口県、福岡県などで産出され、多くは粉砕し工業原料
（炭酸カルシウム）として利用されていますが、彫刻、工芸品やインテリア製品にも加工されます。
建築材料としても利用可能な大理石もいくつかの地方で産出しています。
最近ではオーディオボードや マウスパッドなどにも使われることがあります。
▼木脚のガラステーブルに、イタリアの天然大理石「ビアンコカラーラ」を融合させたシリーズ「e pietra（エ ピエトラ）」が大好評です。
▼リビングテーブル一覧
https://bit.ly/35xHmso
参考文献；
大理石（だいりせき）
https://bit.ly/2IyWSvw
石灰岩（せっかいがん）
https://bit.ly/3ntatmF
方解石（ほうかいせき）
https://bit.ly/32PikmD
カッラーラ（Carrara）
https://bit.ly/36G2Xhx
トラバーチン（travertine）
https://bit.ly/2IH2Gmk
鍾乳石（しょうにゅうせき）
https://bit.ly/3lBDFaJ
パルテノン神殿（Parthenon）
https://bit.ly/3kuLvBy
コロッセオ（Colosseo）
https://bit.ly/3lC2mns
タージ・マハル（Taj Mahal）
https://bit.ly/3f5TYtG
ミロのヴィーナス
https://bit.ly/2H4H3f6
サモトラケのニケ
https://bit.ly/2IxoqBv
ルネサンス（Renaissance）
https://bit.ly/36UCKw3
ミケランジェロ・ブオナローティ（Michelangelo Buonarroti）
https://bit.ly/3lOocnX
古代より建築材料や彫刻の材料として使われています。
「大理石」は石材としての呼称ですが、変成作用を受けていない石灰岩や、蛇紋岩などもそう呼ばれる場合があります。
▲カッラーラ（イタリア）の大理石採石場とホイールローダー。
▲大理石の採石場でのワイヤーソーを用いた分割
石材として「大理石」と呼ばれるものには、岩石学上の大理石（結晶質石灰岩）のほか、模様や色合いの美しい非変成の石灰岩、トラバーチン（層状の縞状構造を持つ化学沈殿結晶質石灰岩）、鍾乳石、ケーブオニックスなどが含まれます。
なかでもイタリア・トスカーナ州のカッラーラで産出される「カラーラ・ビアンコ」、ギリシャのペンテリコで産出される白色大理石「ペンテリコン」、トルコ産の白大理石などが特に有名です。
大理石でできた建造物は多く、たとえば古代ギリシアのパルテノン神殿などの神殿類、ローマのコロッセオ、インドのタージ・マハルなどがよく知られています。
ヨーロッパでは大理石の彫像が、無数につくられ、古代ギリシアでは『ミロのヴィーナス』や『サモトラケのニケ』が有名です。
ルネサンス期の彫刻家ミケランジェロも大理石から数多くの彫刻を制作しました。
▲パルテノン神殿（ギリシャ[アテネ]）
▲コロッセオ（イタリア[ローマ]）
▲タージ・マハル（インド[アーグラ]）
▲ミロのヴィーナス
▲サモトラケのニケ
その後も、ヨーロッパでは建築物の外装、内装（例えば内壁材、床材、マントルピース[暖炉の飾枠]）、洗面台、等々）、キッチンの調理用天板（小麦粉の生地・パスタやパンの材料となるものをこねる場所や生地を延ばす為の棒）、様々な家具や調度品、彫刻の材料、画家のパレットなどに使われ、またクラフトテーブル、ボタンにも使われてきました。
▲大理石のマントルピース（暖炉の飾り枠）。
調度品を置くのにも使えます。
▲キッチンの調理台。表面がなめらかな大理石製は、小麦粉をこね、練り、 伸ばすのに便利で、後片付けもしやすいのでしばしば採用されます。
▲カラーラ大理石で作られた洗面台
日本でも明治時代以降、洋風建築の建築材料として内装用に、しかも「特に上等な仕上げ材」としてイタリア産大理石がよく使われるようになり、大正・昭和時代以降はデパートや一般企業のビルなどでもさかんに用いられるようになり、一般の住宅でも洋風の住宅では建築材料として用いることも増えています。
近年は価格の安いアジア産のものも使われています。
大理石には、しばしば独特の模様や色ムラがあり、「マーブル模様」と呼ばれています。
日本では福島県、岩手県、茨城県、埼玉県、静岡県、岐阜県、高知県、徳島県、山口県、福岡県などで産出され、多くは粉砕し工業原料
（炭酸カルシウム）として利用されていますが、彫刻、工芸品やインテリア製品にも加工されます。
建築材料としても利用可能な大理石もいくつかの地方で産出しています。
最近ではオーディオボードや マウスパッドなどにも使われることがあります。
▼木脚のガラステーブルに、イタリアの天然大理石「ビアンコカラーラ」を融合させたシリーズ「e pietra（エ ピエトラ）」が大好評です。
「詳細ページはこちら」
▼リビングテーブル一覧
https://bit.ly/35xHmso
参考文献；
大理石（だいりせき）
https://bit.ly/2IyWSvw
石灰岩（せっかいがん）
https://bit.ly/3ntatmF
方解石（ほうかいせき）
https://bit.ly/32PikmD
カッラーラ（Carrara）
https://bit.ly/36G2Xhx
トラバーチン（travertine）
https://bit.ly/2IH2Gmk
鍾乳石（しょうにゅうせき）
https://bit.ly/3lBDFaJ
パルテノン神殿（Parthenon）
https://bit.ly/3kuLvBy
コロッセオ（Colosseo）
https://bit.ly/3lC2mns
タージ・マハル（Taj Mahal）
https://bit.ly/3f5TYtG
ミロのヴィーナス
https://bit.ly/2H4H3f6
サモトラケのニケ
https://bit.ly/2IxoqBv
ルネサンス（Renaissance）
https://bit.ly/36UCKw3
ミケランジェロ・ブオナローティ（Michelangelo Buonarroti）
https://bit.ly/3lOocnX