「オートロック」の利用状況
「オートロック」はドアが閉まると自動的に施錠する仕組みを持った錠またはそれを中心とするシステム総称で、「自動」を意味する auto と「錠前」を意味する lock を組み合わせた和製英語です。
英語ではオートロックのドアのことをオートマティカリー・ロッカブル・ドア (automatically lockable door) と言い、オートロックを備えているものをオートマティカリー・ロックト～ (automatically locked ...) と言います。
代表的な設置場所は一戸建て住宅やマンション、ホテル、テナントビルなどですが、それぞれに採用される設備の仕組みは異なります。
マンションのオートロックシステムは居住者がインターホンの通話・映像により来訪者を確認したうえで入館させることができ、セキュリティシステムの一つとして広く採用されています。
通常は建物の新築時に設備として設計・施工されますが、既存マンションの大規模修繕等にあわせて後付けで設置されるケースも増加しています。
テナントビルや学校等でも同様のシステムが採用される場合があります。
会社・ビルなどでは、守衛を配置して入館者を管理していることもありますが、人件費がかかることから、オートロック化されることが多くなっています。
（昼間は解錠、夜間のみオートロックになっていることも多いです。）
ホテルのオートロックは、客室のドアに設置され、ドアが閉まると自動的に施錠する錠前で、「ホテル錠」とも呼ばれています。
鉄道車両においては、都心部の一部の地下鉄路線や地方の閑散路線などワンマン運転を実施している路線で乗務員室と客室との仕切部にある仕切扉に電磁鎖錠（でんじさじょう）と呼ばれるオートロックシステムを導入しています。
2005年（平成17年）に韓国で発生した大邱（テグ）地下鉄放火事件による鉄道に関する技術上の基準を定める省令改正により、ワンマン運転を行う地下鉄などではこの装置の設置が義務付けられています。
電磁鎖錠システムのある車両では乗務員室側にサムターン形の錠があり、扉を開けて閉めると自動で錠が掛かかります。
客室側から開けるには、専用の鍵（ラッチキー、忍錠[しのびじょう]）を使います。
車両により異なりますが、扉をあけると両先頭車でブザーが鳴動するものや、モニタ装置に表示をして乗務員に知らせる機能があります。
ワンマン運転を行っている路線では運転士の乗務している先頭車から最後方車の仕切扉の鎖錠・解錠を押しボタンで遠隔操作できます。
これは乗務員室内に設置した仕切開戸制御器（しきりひらきどせいぎょき）と呼ばれる装置で制御され、操作スイッチは仕切開戸操作器と呼ばれます。
操作スイッチは運転台周辺に１ヶ所設置され、緊急時に乗客を避難させる場合等に使用するものです。
列車走行中に緊急避難が必要とされる非常事態が発生した場合、運転士が列車を緊急停止させ、後方車両の仕切開戸を遠隔操作で解錠して後方車両の旅客への避難路を確保します。
解錠された場合には扉上部の表示灯に「通行可」と表示されます。
▲東急5050系 通行表示灯 (点灯中)
例えば都営地下鉄三田線用の6300形や東京メトロ南北線用の9000系車両では「非常の場合 係員の指示に従ってドアを手であけてください」と案内シールがあります。
▲都営6300形の乗務員室仕切壁。
（右上の青矢印部に通行表示灯があります。）
▲6300形の通行表示灯周り
（「通行可」の文字が見えます。）
▲6300形の側面乗務員室扉上部にある仕切開戸操作スイッチ。
（ボタンを押すと解錠されます。）
▲東京地下鉄9000系の乗務員室仕切壁。
（右上の緑矢印部に通行表示灯があります。）
▲9000系の通行表示灯周り。
（切れていますが、左端の「号車」の下に通行表示灯があります。）
▼弊社の「ガラスドア用電子錠」は、
・暗証番号、ICカード、リモコンで解錠でき、
オートロック機能により、鍵のかけ忘れを防止します。
・ガラス加工が不要のため、設置済みのドアにも、お取付けいただけます。
参考文献；
鉄道に関する技術上の基準を定める省令
https://bit.ly/3et2TUo
Wikipedia；
オートロック
https://bit.ly/38X9vcp
錠前（ロック:lock）
https://bit.ly/2LueKo1
鍵（キー：key）
https://bit.ly/2CoP49z
大邱地下鉄放火事件
https://bit.ly/307HWsS
鉄道に関する技術上の基準を定める省令
https://bit.ly/2Wkg5on
ワンマン運転
https://bit.ly/2ZtpITp
英語ではオートロックのドアのことをオートマティカリー・ロッカブル・ドア (automatically lockable door) と言い、オートロックを備えているものをオートマティカリー・ロックト～ (automatically locked ...) と言います。
代表的な設置場所は一戸建て住宅やマンション、ホテル、テナントビルなどですが、それぞれに採用される設備の仕組みは異なります。
マンションのオートロックシステムは居住者がインターホンの通話・映像により来訪者を確認したうえで入館させることができ、セキュリティシステムの一つとして広く採用されています。
通常は建物の新築時に設備として設計・施工されますが、既存マンションの大規模修繕等にあわせて後付けで設置されるケースも増加しています。
テナントビルや学校等でも同様のシステムが採用される場合があります。
会社・ビルなどでは、守衛を配置して入館者を管理していることもありますが、人件費がかかることから、オートロック化されることが多くなっています。
（昼間は解錠、夜間のみオートロックになっていることも多いです。）
ホテルのオートロックは、客室のドアに設置され、ドアが閉まると自動的に施錠する錠前で、「ホテル錠」とも呼ばれています。
鉄道車両においては、都心部の一部の地下鉄路線や地方の閑散路線などワンマン運転を実施している路線で乗務員室と客室との仕切部にある仕切扉に電磁鎖錠（でんじさじょう）と呼ばれるオートロックシステムを導入しています。
2005年（平成17年）に韓国で発生した大邱（テグ）地下鉄放火事件による鉄道に関する技術上の基準を定める省令改正により、ワンマン運転を行う地下鉄などではこの装置の設置が義務付けられています。
電磁鎖錠システムのある車両では乗務員室側にサムターン形の錠があり、扉を開けて閉めると自動で錠が掛かかります。
客室側から開けるには、専用の鍵（ラッチキー、忍錠[しのびじょう]）を使います。
車両により異なりますが、扉をあけると両先頭車でブザーが鳴動するものや、モニタ装置に表示をして乗務員に知らせる機能があります。
ワンマン運転を行っている路線では運転士の乗務している先頭車から最後方車の仕切扉の鎖錠・解錠を押しボタンで遠隔操作できます。
これは乗務員室内に設置した仕切開戸制御器（しきりひらきどせいぎょき）と呼ばれる装置で制御され、操作スイッチは仕切開戸操作器と呼ばれます。
操作スイッチは運転台周辺に１ヶ所設置され、緊急時に乗客を避難させる場合等に使用するものです。
列車走行中に緊急避難が必要とされる非常事態が発生した場合、運転士が列車を緊急停止させ、後方車両の仕切開戸を遠隔操作で解錠して後方車両の旅客への避難路を確保します。
解錠された場合には扉上部の表示灯に「通行可」と表示されます。
▲東急5050系 通行表示灯 (点灯中)
例えば都営地下鉄三田線用の6300形や東京メトロ南北線用の9000系車両では「非常の場合 係員の指示に従ってドアを手であけてください」と案内シールがあります。
▲都営6300形の乗務員室仕切壁。
（右上の青矢印部に通行表示灯があります。）
▲6300形の通行表示灯周り
（「通行可」の文字が見えます。）
▲6300形の側面乗務員室扉上部にある仕切開戸操作スイッチ。
（ボタンを押すと解錠されます。）
▲東京地下鉄9000系の乗務員室仕切壁。
（右上の緑矢印部に通行表示灯があります。）
▲9000系の通行表示灯周り。
（切れていますが、左端の「号車」の下に通行表示灯があります。）
▼弊社の「ガラスドア用電子錠」は、
・暗証番号、ICカード、リモコンで解錠でき、
オートロック機能により、鍵のかけ忘れを防止します。
・ガラス加工が不要のため、設置済みのドアにも、お取付けいただけます。
「詳細ページはこちら」
参考文献；
鉄道に関する技術上の基準を定める省令
https://bit.ly/3et2TUo
Wikipedia；
オートロック
https://bit.ly/38X9vcp
錠前（ロック:lock）
https://bit.ly/2LueKo1
鍵（キー：key）
https://bit.ly/2CoP49z
大邱地下鉄放火事件
https://bit.ly/307HWsS
鉄道に関する技術上の基準を定める省令
https://bit.ly/2Wkg5on
ワンマン運転
https://bit.ly/2ZtpITp