様々な「ハンガー」

「ハンガー」（hanger）は、吊り下げ型の整理具です。

衣類用ハンガーを指すことが多いですが、ガーデニング用のプランターハンガーのように衣類用以外もあります。

衣類用ハンガーは「衣紋掛け」（えもんかけ）とも呼ばれますが、単に「ハンガー」という場合には広い意味で、衣類以外の吊り下げる形で保管するための器具をすべて含み、コートを引っ掛けるためのフック付のポールでできているコートハンガー（ポールハンガー、コートツリー）や三角形のハンガー（洋服掛け）を多数掛けられるようにしたパイプハンガー（ハンガーラック）やラウンドハンガーなどを指すこともあります。

また、ベルトハンガー、ネクタイハンガー、ズボンハンガー、ソックスハンガー、傘ハンガー、ハットハンガー、バッグハンガー、タオルハンガーといったものもあります。




▲ズボン用のハンガー


▲帽子用のハンガー（壁掛け用）


▲コート・ジャケット用のハンガー

衣類用ハンガーは、本体の上部がバーなどに掛ける構造になっており、衣類を掛ける、または挟持する方法で整理するための道具です。

洋服掛けハンガーは主に上着などの洋服を一着ずつ吊り下げて保管するのに用いるものをいいます。

フックが付いており、それを棒などに引っ掛けてつるします。

最も一般的な形状は、肩幅程度のゆるく「くの字」に曲がった棒、またはゆるい曲線を描く三角形で、同時にズボンをつるせるものも多いです。

保管以外にも、洗濯した衣類を乾かすため物干し竿につるす際にも用いられます。

素材は、木製、プラスチック製、金属製などがあります。


▲針金製（上）と木製（下）のハンガー

廃棄されたこの手の洋服掛けをカラスなどが巣材として使うこともあります。

クリーニング店などで用いられるものは、針金の周りにプラスチックの被覆を施してフック付の扁平な二等辺三角形に整形したものです。

これは一時的な使用を意図したもので、長期間このような細い洋服掛けにつるしておくと型崩れの原因となります。

衣料品店などでは洋服のサイズ（L、M、S等）を表示するため、ハンガーのフック部分に取り付けるリング状のサイズチップも用いられます。


▲様々なハンガー


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参考文献（wikipedia）
ハンガー（hanger）
https://bit.ly/3fhSPie
衣紋掛け（えもんかけ）
https://bit.ly/38LuMFG