米アマゾンで新サービス「不在時配達システム」

米アマゾンで新サービス「不在時配達システム」
荷物の配達時、受領印を押してくれるお荷受人様が
いらっしゃらないと困ることが多々あります。

最近は、宅配ボックスが便利ですが、
アメリカのアマゾンでは、顧客の不在時に、
荷物を顧客宅のガレージ内に配達するサービスを本格展開しています。

■アマゾンのドライバーがガレージを開閉
これは「Key for Garage」と呼ぶもので、
今年2月に明らかにされたサービスです。
「Key for Garage」

顧客は、ガレージドア・オープナー
(ガレージドアを自動開閉する装置)に、遠隔操作を可能にする
専用の機器を取り付けておきます。

そして、アマゾンで商品を購入する際に、
配達先としてガレージを選択します。

すると配達時に、アマゾンのドライバーが専用端末を使って
ガレージドアを開け、荷物を中に入れてドアを閉めて帰っていく仕組みです。

参考動画(注意:音が出ます)


顧客に無料配布される専用アプリを使えば、
ガレージドアの開閉状況を確認できるほか、遠隔でドアの開閉も行えます。

このほか、別売りの専用カメラを設置すれば、
配達時の様子をリアルタイムで見たり、保存された動画を
再生したりすることもできます。

■従来の留守宅内配達サービス
アメリカのアマゾンは、顧客の不在時に、
ドライバーが家の玄関ドアを開け、ドア内側に荷物を置いたあと、
施錠して帰る「Key for Home」を2017年10月に始めていましたが、
ガレージ内配達は、このサービスを発展させたものです。

「Key for Home」では、
(1)顧客宅の玄関ドアに取り付ける専用のスマート電子錠
(2)スマートフォン用アプリ
(3)宅内の玄関ドア付近に設置する専用カメラ
の3つを組み合わせ、セキュリティーの確保を図っています。

ドライバーは、顧客宅の玄関前に到着した際、
まず、専用端末で荷物段ボール箱に貼られた送り状をスキャンします。

これにより、玄関ドアを解錠するよう要求が出されます。

すると、アマゾンのシステムが、その注文商品と、
顧客宅、担当ドライバー、配達日時を照合し、すべてが合致しているかを確認。

また、GPS機能でドライバーが玄関前にいるかどうかもチェックします。

これらの条件が揃ってはじめて、システムがドアを解錠します。

ドライバーの様子は、宅内から玄関ドア周辺に向けて
設置したカメラが動画撮影しています。

顧客はこれを、仕事場などの遠隔地から専用アプリを使って
リアルタイムで見たり、後に再生したりすることができます。

■自家用車や商業施設内に配達
アメリカ・アマゾンは、このほか、荷物の受け取り場所に、
顧客の自家用車を指定できる「Key for Car」や、
集合住宅や商業ビルの敷地内に荷物を届ける「Key for Business」も
始めています。

■全米50都市で展開
アメリカのアマゾンはテクノロジーを活用し、不在時配達に取り組んでいます。

これらの個人向けサービスは、すべて有料プログラム「Prime」の会員特典。

その総称は「Key by Amazon」。

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参考文献
Yahoo! JAPAN ニュース(2019/6/22)
「アマゾンの新サービスは不在時配達の解決策か、
 あの手この手で荷物をお届け」
https://bit.ly/30AnCz9

Amazon
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wikipedia
Amazon.com
https://bit.ly/2ro8fd3

電子錠
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オートロック
https://bit.ly/2XWHTRA